『ジャズ100 年史』

~これ1冊あればジャズが全てわかる!~

貴重な写真資料の数々とファンキーな文章とが織りなす、一大ジャズ史。

全国の多くの図書館に蔵書されています。


各方面から絶賛の嵐!!

日本経済新聞

 「(前略)1890年代の米ニューオーリンズから説き起こし、ブルース、スウィング、ビバップからモダン、ファンク、ヒップホップへと変遷する歴史を、他の西洋音楽との影響関係から跡づけた労作。(中略)貴重な写真資料をふんだんに盛り込んだ編集で、ビジュアル本としても楽しめる。」(1999.2.14)

JazzLife(三栄書房)

 「(前略)豊富なイラストと写真/資料の数々で綴られた「ジャズの100年の記録」は、ジャズにかかわる人々、そしてジャズという様式に対する賛歌の意味が込められている。本誌好評連載「はじめようジャズ・ギター」講師を務める広瀬 眞之が翻訳にあたっている。」(1999.2号)

サライ(小学館)

 「(前略)ヨーロッパのジャズシーン、ブルース、ファンクの流れにも目配りしながら、19世紀末のニューオリンズから混沌とした現代までの100年を250ページほどで明かしてみせる。(中略)くまなく埋め尽くされた演奏写真や一枚のジャケットに、目が釘付けになってしまう...」(1999.3.4号)

GQ Japan(中央公論社)

 「これは掛け値なしにスゴイ本だ。集められた珍しい写真の数々に、とにかく驚かされる。(中略)グラフィックスは、質量ともに、これまで邦訳されてきたジャズ関係の本では、群を抜くものだ。テキストもニューオリンズ・ジャズからフリー・ジャズまで、ジャズの「正史」を抑えつつ、ブルース、ファンク、アシッド・ジャズまでに言及する気配りは完璧といっていい。確かにこの1冊の中に、ジャズの100年がつまっている。」(1999.2号 No.72) 


【訳著者】広瀬 眞之

【原著者】Roy Carr (「A Century of Jazz」'97 英)

【発行】バーン・コーポレーション

【発売】シンコー・ミュージック   1999年1月刊行

【仕様】A4変型版ハードカバー/256頁全カラー/定価5.700円(税別)


目次

ニューオーリンズの彼方に

 創成期のジャズ/ニューオーリンズのコルネット・キング/

 今朝目覚めたら:初期のブルース

風の街とビッグ・アップル

 20年代のジャズ、シカゴ&ニューヨーク/ブギウギ/ストライド

Mr.BIGと呼んでくれ

 スウィングは王様だった/クルーナーズ/V・ディスク

ビバップ革命

 モダン・ジャズ誕生/飛び跳ねるブルース:リズム&ブルース/

 プログレッシヴ・ビッグバンド

ジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック

 ジャム・セッションの価値/ディキシーランド・リバイバル

西海岸のクール

 ウェスト・コーストのジャズ/ショーティ・ロジャース/

 チェット・ベイカー/カリフォルニア・ハード

ハードな奴らがやって来る

 イースト・コーストのハード・バップ/ジョン・コルトレーン

ソーホーから遠く離れて

 イギリスのビバップ/俺達にはパリがあるーフレンチ・コネクション/

 ロックンロールでご機嫌ナイト:リズム&ブルースからロックンロールへ

新しきもの

 フリー・ジャズ/チャールズ・ミンガス/ソウル・トゥ・ソウル/

 オルガン/ラテン風味

ジュークボックスのジャズ

 60年代初期のジャズ・ブーム/ヒット・チャート:ベストセラーもの

ブルース・ブラザーズ

 ヨーロッパ:60年代のブルース・ブーム/

 カリビアン・クール:ジャマイカのジャズ・シーン

電化するジャズ

 ジャズ・ロック・フュージョン/ファンクするジャズ:大型ラジカセ/

 黒の功績:映画の中のファンク/

 エレクトリック・マイルス:クロスオーヴァー/ユーロ・フリー

若き獅子達

 新世代によって作られた80年代のメイン・ストリーム 

フューチャー・ファンク--アシッド・ジャズ

 そしてヒップホップとラップ、ダンスフロアでのジャズ/M-BASE/

 クインシー・ジョーンズ

ブルースは死なず

 新しい血

ジャズ・フェスティヴァル

 ニューポートからモントルー

アフリカ発、世界へ

 ジャズ・リックス(ジャズ切手)/広告伝説

サッチモ

 素晴しきルイ・アームストロング

全集モノの功績

 CDボックス・セット/マイルス・デイヴィス&ギル・エヴァンス

ウェスタン・スウィング

 カントリー、ジャズと出会う

ジャズ映画

 銀幕を飾ったジャズの60年間

What A Wonderful Jazz!

 訳者あとがき